傍にいること
以前、ある人から
「求めても求めても
次々失ったり壊れたりするものが
本当に自分に必要なものではなく、
気が付いたらずっと身近にあり続けた存在こそが
本当に自分にとって必要なもの」
と言い聞かされたことがあった。
一見、まともなことを言っていそうだけれど
わたしはずっと、この言葉に疑問を持っていた。
何故なら、この考え方だと
「どうして自分は求めるのか」
「どうして繰り返し失ってしまうのか」
という初歩的な問題については
ないがしろにしているからだ。
答えは単純に
「扱いが雑だから」ではないのか。

むしろ意識せずに傍にあり続けていたものは
逆に、埃を被ろうが朽ちようが、
そこまで「必要ないから」
もしくは「処理に困ったまま放置しているから」
ではないのか。

うん。

わたしは諦めずに求め続けたいと思った。
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